bellSalesAI Tips|Salesforceの「フロー」で実現する!柔軟なSalesforce連携テクニック3選
1.こんな課題はありませんか?
- 「Salesforceに入力していた内容が、bellSalesAIの連携によりすべて上書きされてしまった…」
- 「連携項目を複数のオブジェクトに同時に反映したい!」
- 「いろんな項目に分かれてる内容を、まとめてひとつにしたい」
bellSalesAIの仕様では対応しきれないこれらの運用は、「Salesforce フロー」を構築することで実現できる可能性があります。
注意点
※ 「Salesforce フロー」の構築および設計は、当社のサポート対象外です。
- フローの構築・設計において不明な点がある場合は、Salesforceサポートまでお問い合わせください。
2.フローで解決!よくある3つの連携ニーズ
2-1.ケース①:「上書きではなく“追記”をしたい」
bellSalesAIの「CRM / SFA項目」の連携をおこなった際、連携された値は既存の内容を上書きし保存がされます。
上書きではなく追記したい場合には、以下の「フロー」を構築することで情報を追記する形で保存することができます。
< フロー構成例 >
- CRM/SFA項目の連携先を本来連携したい項目ではなく別の項目として設定する
- 1の項目に値が入力された場合、本来連携したい項目に該当情報を追記するようなフローを設計する
2-2.ケース②:「複数のオブジェクトに同じ情報を反映したい」
CRM/SFA項目は、「行動」もしくは行動の「名前」「関連先」で紐づけることができるオブジェクトの項目に連携できます。
「名前」「関連先」で紐づけることができるオブジェクトについては、「名前」「関連先」それぞれに対し1つのオブジェクトを指定して連携することができます。
よって、「関連先」に紐づけることができるオブジェクト(例:「商談」「取引先」「ケース」)の中で、複数のオブジェクトの項目に連携することはできません。
以下のようなフローを構築いただくことで、複数のオブジェクトの項目へCRM/SFA項目を連携することができます。
< フロー構成例 >
- CRM/SFA項目の連携先を、本来連携したい項目ではなく別の項目として設定する
- 1の項目に値が入力された場合、本来連携したい項目に該当情報を転記するようなフローを設計する
2-3.ケース③:「複数の項目をまとめて1つの項目に連携したい」
目的別に取得した個々の項目情報を、ひとつの項目にまとめて表示して全体像を把握したいということもありますよね。
これらの場合もフローならお手のものです。
< フロー構成例 >
- CRM/SFA項目の連携先として設定している各項目に値が入力された場合、特定の項目に転記するようなフローを構築する
- カスタム項目を追加する(例:「追記用メモ」)
- bellSalesAIの[CRM / SFA項目]でその項目を連携先に設定
- Salesforceで以下の新規フローを作成
- トリガー:中間項目が更新されたとき
- 処理:指定した項目の末尾に中間項目の値を転記する
- フローの動作を確認する
4.Salesforceの「フロー」を活用するメリット
- ✅ 項目の上書きを防いで、情報の履歴を残せる
- → 上書きミス防止
- ✅ 複数オブジェクトへの柔軟なデータ転記ができる
- → 商談・取引先・ケース…全部OK
- ✅ 情報を見やすくまとめて、営業活動の効率UP
「Salesforce フロー」を活用することで、bellSalesAIのSalesforce自動入力の価値をさらに高める運用につなげることができます。
4.まとめ
Salesforceの「フロー」は、連携データの扱い方を“自分仕様”にカスタマイズできる頼れる味方です。
bellSalesAIの仕様で諦めていた運用も、Salesforce フローを用いた少しの工夫で大きなメリットが得られます。
まずは小さなケースから試してみて、Salesforce連携の「理想のかたち」を実現してみてください!