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bellSalesAI Tips|辞書登録のコツ(登録例・注意点)

bellSalesAIをご利用いただき、誠にありがとうございます。

このページでは、bellSalesAIを活用するうえでの基本的なTipsとして、「辞書登録機能」における登録のコツをご紹介します。

1.「辞書登録機能」とは

「辞書登録機能」とは、固有名詞や専門用語、書き起こしされなかった単語などをあらかじめ登録することで、音声認識・書き起こしの精度を向上させるための機能です。

>>機能設定|辞書登録をおこなう

2.辞書登録例

登録するヨミ・変換語句の記入例は、以下のとおりです。

2-1.例1)「ベルセールスエーアイ」と発言した際に「bellSalesAI」と書き起こしをおこないたい場合

  • 入力(ヨミ):ベルセールスエーアイ
  • 変換(語句):bellSalesAI

2-2.例2)「ジアース」と発言した際に「the-earth」と書き起こしをおこないたい場合

  • 入力(ヨミ):ジアース
  • 変換(語句):the-earth

2-3.同一の変換(語句)があった場合の優先順位

変換(語句)に同一のものがあった場合、登録したヨミが長いほうが優先されて書き起こしがおこなわれます。

例としては、以下の場合は②が優先されて書き起こしがおこなわれます。

  • ①:「入力(ヨミ):ベルセルスエアイ」「変換(語句):bellSalesAI」
  • ②:「入力(ヨミ):ベルセールスエーアイ」「変換(語句):bellSalesAI」

3.辞書登録の注意点

辞書登録の際に注意すべきポイントは、以下のとおりです。

3-1.特殊な単語や専門用語を過度に登録しない

  • 特殊な単語や専門用語を過剰に登録すると、AIが本来の文脈を見失い、登録された語句に過度に反応してしまう可能性があります。
  • 登録された語句同士の関連性が複雑になると、要約時に重要な概念の優先順位づけが困難になります。
  • 特定のドメインに偏った表現を過剰に登録すると、一般的な言語パターンから逸脱し、要約の一貫性や流暢さが損なわれることがあります。

< 登録NG例 >

入力(ヨミ) 変換(語句)
シーエー CA(キャリアアドバイザー)
エーエー AA(アカウントアシスタント)
シーエス CS(カスタマーサクセス)

上記などを複数登録することで、他の専門用語と競合するほか、短い発話がすべて上記に変換されてしまう可能性があります。

3-2.ひとつの語句に対して複数のヨミを登録しない

  • 正しい発音が曖昧になるほか、音声認識時に複数の候補が競合することで、誤変換やノイズの混入を招く可能性があります。

< 登録NG例 >

入力(ヨミ) 変換(語句)
エスエフエー SFA
エッセイフェイ SFA
エッセフェー SFA

同一語句に対するヨミが多すぎると、逆に誤変換を招きます。

3-3.実際の発音とかけ離れた登録をおこなわない

  • 発話と登録語の読みが一致していない場合、正しく書き起こされない可能性があります。
  • 略称で発言された語句を、無理に正式な名称へ変換しようとすると精度が低下するため、登録時には注意が必要です。

< 登録NG例 >

入力(ヨミ) 変換(語句)
エスエフレンケイ Salesforce連携(SF連携)
シーエス カスタマーサクセス

ヨミと語句がかけ離れていると変換されません。

4.辞書登録のコツ

4-1.AIモデルの特性を理解したうえで、バランスの取れた辞書登録をおこなう

  • 最初から完璧な要約を目指すのではなく、要約結果を見ながら、うまく認識されていない語句を少しずつ登録していくことを推奨します。

4-2.よく使われる用語や専門用語を優先的に登録する

  • 商談などで頻出する固有名詞や専門用語、一般的な辞書に登録されていない用語を優先的に登録しましょう。

4-3.英語・略語・製品名などは実際の発音や発話の癖に沿って登録する

  • 日本語的な発音や、話し手の発音の癖に基づいた読みを設定することで、書き起こし精度が向上します。
  • 方言や早口、聞き間違いが起きやすい語句には、補助的な読みを試験的に登録することも有効です。

<登録例>

  • 「LTV」は「エルティーブイ」をヨミとして登録する
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